先に東京地裁に特別清算を申請していたところ、同地裁から特別清算開始の決定が下りた（事件番号令和5年〈ヒ〉第2002号）。
　ユニホーム専業としてスタート、大手商社経由で防衛省や消防庁などに営業基盤を築いていた。1994年に婦人アパレル事業を発足、「ロイヤルパーティー」などの10代後半～20代後半向けSPAブランドを全国展開して業容拡大し、ピーク時の2013/3期には年商102億3839万円を計上していた。
　しかし、以降は市況低迷の影響などから減収基調に陥り、利益面は既往より低調で、2019/3期2億3272万円、2020/3期2億2135万円の連続赤字に陥り債務超過に転落、厳しい経営を強いられ、取引先に支払い延期要請を行うなど信用不安が広がっていた。
　近時は主力ブランドの譲渡やコロナ禍により店舗の休業を強いられ、2021/3期は前記年商まで落ち込み先行きの見えない状況が続く中、2022年2月1日に同月28日での事業終了を発表した後、同年10月14日開催の株主総会の決議により解散し、債務整理のため今回の措置となった模様。