傍系のマザウェイズ・ジャパン（株）（実質本社：東京都江東区新大橋、根来　豊社長、ベビー用品・子供服小売）、ネイバーズ（株）（大阪市中央区南久宝寺町、齋藤　由美子社長、ベビー用品・子供服小売）ともども、6月30日大阪地裁に自己破産を申請、1日同地裁から保全管理命令が下りた。
　申請代理人は若杉洋一弁護士（大阪市北区、弁護士法人大江橋法律事務所、℡06･6208･1500）ほか。
　保全管理人には渡邊　徹弁護士（大阪市中央区、弁護士法人淀屋橋・山上合同、℡06･6202･4776）が選任されている。
　バッグ、靴、帽子ほか服飾雑貨を幅広く扱い、店頭卸で全国の小売店に販売する。東京、名古屋にも店舗を構えて業容を拡大、ピークとなる1992／1期には年商約240億9600万円を計上していた。
　しかし、以降は景気低迷の影響などから減収傾向に陥り、2009／1期には100億円台を割り込み、収益面も低調化を余儀なくされていた。この間、不動産関連会社の清算をはじめリストラを行い立て直しに努めていたが、取引先小売店自体の不振などから売上低下に歯止めかからず、近時は30億円台で推移、厳しい経営を余儀なくされていた。更に傍系マザウェイズ・ジャパン（株）の業績悪化なども加わり、今回の措置となった模様。
　負債は、（株）根来が約13億8000万円、マザウェイズ・ジャパン（株）が約59億6000万円、ネイバーズ（株）が約4100万円、3社合計約73億8100万円。