傍系の（有）スペースソーイング（山形県米沢市中央、代表者・業種同）ともども、10日東京地裁に自己破産を申請、同日同地裁より破産手続開始の決定が下りた（事件番号令和元年〈フ〉第6452、6453号）。
　破産管財人には高尾　和一郎弁護士（東京都中央区、永沢総合法律事務所、℡03･3273･1800）が選任されている。
　カジュアルシャツを主体に、ドレスシャツ、ブラウスなどを扱い、国内の自社工場及び傍系運営工場で生産、商社経由含め大手アパレルに受注基盤を築き、ピーク時の2016／5期には年商約7億2000万円を計上していた。
　しかし、収益面は既往より低調で、工場設備に係る借入負担もあって、余裕のない資金繰りを強いられていた。こうした中、近時になり代表者と連絡が取り難くなるなど信用不安が表面化していたところ、今回の措置となった模様。
　負債は、（株）アップステージが9億5000万円超、（有）スペースソーイングが約4200万円、2社合計で約10億円。