傍系の愛和総業㈱ともども、先に東京地裁に自己破産を申請していたところ、6日同地裁から破産手続開始の決定が下りた（事件番号令和6年〈フ〉第7272、7273号）。
　破産管財人は髙木　茂弁護士（東京都中央区、銀座木挽町法律事務所、TEL.03･6228･4487）。
　スリッパ、サンダルを中心に、一部ビニール製品を扱う卸問屋で、量販店などに販路を築き1999/3期には年商21億円内外を計上していた。
　しかし、その後は市況低迷の影響などから減収基調に陥り、2023/3期に年商は10億円を割り、利益面も赤字期が散発し厳しい経営を余儀なくされていた。こうした中、「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」に基づき、廃業に向けた準備を進めてきたが、ガイドラインに定める条件に沿った弁済計画案を策定することが困難となり、債権者に対する支払いを停止し、今回の措置となった模様。
　負債は、㈱愛和が10億2600万円、愛和総業㈱が8億6400万円、2社合計で18億9000万円。