11日広島地裁福山支部に自己破産を申請、同日同地裁から破産手続開始の決定が下りた（事件番号令和6年〈フ〉第292号）。
　破産管財人は金浦東佑弁護士（広島県福山市、金浦法律会計事務所、TEL.084･982･8515）。
　スポーツウエアやカジュアルウエアを扱い、商社経由含めメーカーに営業基盤を形成、2008/3期には年商89億1094万円を計上していた。
　しかし、その後はジーンズカジュアル系の受注落ち込みなどから減収基調をたどり、2020年以降はコロナ禍も重なって2022/3期に15億5400万円にまで低下、収益面も低調化し2020/3期より営業段階からの赤字が続いていた。
　近時は景況回復から売上は徐々に戻りつつあったものの、欠損状態からは抜け出せず資金繰りが多忙化する中、先行きの見通しが立たなくなり今回の措置となった模様。
　負債は2024/3期B/Sによると10億87万円。