傍系の（有）ソーイングピアスともども、9月27日付で事後を弁護士に委任、現在自己破産の申請準備中である。
　ヤングをターゲットとしたボトムス専業メーカーで、自社ブランド「ドナピアス」「ピアニール」ほかを展開。量販店や通販、専門チェーンなどに販路を築き、ピーク時の1999／1期には年商21億2952万円を計上していた。
　しかし、その後は消費不振の影響などから減収傾向となり、収益面も既往より低調で赤字期が散発していた。
　このため扱品をスカートに特化、これが奏功し2013／1期に売上は18億4928万円まで回復したものの、以降は景気低迷もあって伸び悩み、海外生産のコストアップなどから2015／1、2016／1期と連続赤字に転落した。近時も業況は好転せず、2019／1期には再度欠損に陥り、資金繰りも多忙化していたところ、先行きの見通しも立たなくなり、今回の事態となった模様。
　負債は、（株）ピアスが約6億円、（有）ソーイングピアスが約2億円、2社合計で約8億円。