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2020年(令和2年)10月の全国繊維業者の倒産(負債額1000万円以上=整理・内整理含む)は24件で、前月比で3件(14.3%)増加となったが、前年同月比では9件(27.3%)減と6ヶ月連続の減少となった。
負債額は20億9800万円で、前月比27億9900万円(57.2%)、前年同月比では 28億2700万円(57.4%)それぞれ減少し、平成年代最少だった2019年4月の20億9000万円に次ぐ低い水準だった。
負債額10億円超の大型倒産は発生せず、5億円以上も㈱ワールド・インターナショナル(東京都墨田区、スカーフ・マフラーほか卸、負債額6億3000万円)のみで、同社を除き1億円以上も6件に止まり、小規模倒産中心の状況が続いている。
コロナウイルス感染拡大の影響を主因とする倒産は㈱きもの倶楽部(横浜市戸塚区、呉服・和装製品小売、負債額2億円)のみで、大半が過去からの業績不振により、事業継続が困難となった不況型が中心となっている。
当月は中旬頃より気温が低下し、秋物衣料に動きはあったものの、依然コロナ禍での外出自粛やセールの縮小などで店頭に活発な動きはなく、厳しい状況が続いている。反面、㈱ZOZOの2021/3期第2四半期は前年比16.2%の売上増、またカタログ通販の㈱スクロールも増収増益、㈱ベルーナも当初の赤字予想から通期も含め、大幅な上方修正を行うなどリモート・巣篭り需要を受けて販売チャネルの違いによる優劣が浮き彫りとなってきている。
国内ではコロナ感染者数がやや増加に向かう傾向が見られ、フランス・イタリアなどヨーロッパでは感染が再拡大して外出制限など非常事態宣言に踏み切った国もあり、経済に深刻な影響を与えることも懸念されている。このため、世界的にも海外渡航はビジネス関連に止まっており、インバウンド需要の回復は期待出来ず、店頭販売は引き続き苦戦を強いられるものと見られる。
また、一部では好調な業種が見られるものの、住宅設備大手の㈱LIXILグループが希望退職者を募るなど国内の多くの企業は厳しい経営環境が続き、冬のボーナス減額により消費マインドも改善されているとは言い難く、年末商戦も大きな期待が出来ないものと見られる。
コロナ対策資金の投入によって、倒産件数は小康状態を保っているが、業績回復は遅れており、資金不足の解消も一過性である可能性も高く、今後の動向を注視する必要がある。
業種別では、「小売商」9件、「紳士・婦人・子供服・被服製造卸」6件、「ニット製品・洋品雑貨製造卸」3件、「その他」2件、「紡績・撚糸」「織物製造」「織物卸」「寝具・インテリア」各1件。
原因別では、「業績ジリ貧」が21件で87.5%を占め、「業況急変」2件、「資金力薄弱」1件。
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